200日で10kgの減量を!

2009年12月21日~2010年6月30日までの192日間で
北原先生は、完全な健康を取り戻し、メタボの汚名を返上することが出来るか?

原則として第2・第4水曜日に更新します。
次回更新予定は6
月27です。
ウーン、学会等で忙しくてすいません。

2010年7月11日日曜日

7月10日: そして…新たなる旅立ちへ…

更新が遅れに遅れて申し訳ありませんでした。
本当に忙しい日々でした。

まず、6月28日にはNHKで番組の収録がありました。
「49歳男性」からようやく「50歳男性」になって出演…ではなくて(-_-#)、私の本業である「痛みの治療」についての番組にでました。あ、今度は私が主役です!

しかし、台本のある番組には初めて出ましたが、あれすごいですね~。15分の収録4時間かかりました。講演会などでは結構話しなれていると思っているのですが、あれとは全く別ですね。
何がつらいかって、自分のペースで話ができないのがきつい。
例えば、話していると口が渇いて声が出にくくなる。その時には、講演会では話の間を取るタイミングを見計らいつつ演台の上にある水を飲んで口を湿らせます。時々間を取って聴衆の注意を引くことも重要なので、一石二鳥になります。でも、これをテレビの収録中にはできない。
あと、人間は無くて七癖で、色々な癖があります。私は(時々意識してやることあるのですが)、考え事をする時に頭や鼻の脇をかいたりすることがあります。これも番組中にやったらどう見てもおかしいでしょう。
ところが、人間とは困ったもので、「やってはいけない」と思うとかえってやりたくなる。口は渇くし、手は動きそうになるし…。
しかし、アナウンサーの方々は慣れているとはいえ、すごいですねぇ。私は15分間の本番の最後の方は口が渇いて声がかすれているのが自分でも解りました。どうなっているのか、ドキドキです。

内容は、先ほどもちょっと書きましたが、私の専門としている痛みの治療についてです。
今まで、ペインクリニックというと、「神経ブロック」が話題の中心になっていましたが、今回は、そういう方向にはしませんでした(実際、日本以外ではそうではありませんし…)。

急性の痛みと慢性の痛みとは全く違うものであること。
痛みの治療で一番重要なことは「診断」であること。
診断にあわせて、最も適した治療法を選択することが治療の鍵であること(当たり前なのですがね!)。

…などです。
放送日は9月8日水曜日20:30~20:45の予定です。
友人でもある愛知医科大学ペインセンターの牛田先生を中心として、毎日15分ずつ月~金曜日までの5回シリーズで放送される「きょうの健康」という番組の3日目に当たります。


その後、7月1~3日には、京都で日本ペインクリニック学会総会がありました。
まあ、ペインクリニック学会については色々と言いたい事もあるのですが…それは…(^_^;)。
学会でランチョンセミナーの講師を頼まれまして、近々日本でも経口薬が発売されるようになる「トラマドール」という薬剤について話をしてきました。
これは、オピオイド系鎮痛薬といってモルヒネの仲間に分類されるのですが、どういうわけか習慣性(依存性、嗜癖性)が極めて少ない。まあ、その分、鎮痛効果は多少劣ります。しかし、その一方で副作用も少なく、とても使い勝手が良い薬です。
ヨーロッパでは1970年代の後半から使われ始めており、現在は世界の100カ国以上で、毎年、のべ5千万人以上の人が使用しています。現在鎮痛薬としては最も多く処方されている薬物であるとも言われています。
ところが、日本では例の「アクセスギャップ」と呼ばれる問題で、実に30年近く導入が遅れてしまったのです。私が調べた限りでは、何でこんなに導入が遅れたのかさっぱりわかりません(-_-;)。
それが、ようやく日本でも使用できるようになります。

この薬、私が留学中にアメリカでも発売されました(1995年)。
自分自身が使ったこともあるのですが、良い薬です。虫歯の治療でかなり深く削ったため、通常の鎮痛薬を使っても疼いて困りました。そこで、トラマドールを服用したところ、痛みが完全になくなりました。副作用は、最初の1~2回の服用時にちょっと頭がボーっとしただけで、3回目からはそれもなくなりました。

で、この学会参加のために、ペイン外来は患者さんの数をしぼらせていただいた(予約制なので)…はずだったのです。ちなみに、部下達は、早いものは水曜日の夜から京都に行っており、土曜日のみ参加の私と、一番下っ端の医師との二人で木曜日と金曜日はお留守番でした。
ところが、急患やら病棟からの依頼やらで、結局、いつも以上に忙しい日々でした…orz。


その他にも、慈恵麻酔科の同窓会総会があったり、学生さん向けの総合講義があったりと本当に忙しかった…


さて、6ヶ月間お付き合いいただいた「北原先生のsustainable減量記」ですが、結局、「sustainable減量記」ならぬ「sustainable体重記」になってしまいました…(^_^;)ゞ。

今朝の体重は87.8kgで、半年前と事実上変わっていません。すなわち、「減量」という点から見ると失敗といわざるをえません。
しかし、一方、この半年間に私が置かれた極めてストレスの多い状況下で、ストレス発散のため、あるいは付き合いのために、結構飲み食いしたにもかかわらず、体重がまったく増えなかった、というのは、ほとんど奇跡ともいえることなのです。
それには、様々なファクターがあるでしょうが、やはり大友先生の紹介によって始めた加圧トレーニングの効果が大きいと、掛け値なしに思えます。


さて、今後の方針ですが、このブログはここで一度、お休みにさせていただきます。
大友先生のDoctor's Gymも、近々、さらなる飛躍を求めて、移転するようです。一方、私の方も、個人的にも、職場環境でも、大きな飛躍に向けたさらなる変革が着々と始まっています。

私自身の健康について言えば、最終的には体重を70kg代まで下げるつもりです。

当面の目標は、「四捨五入して80kg」=84.8kg
期限は今年末まで!
方法は、加圧トレーニング+食事療法+計るだけダイエット+…

結果は…私のクリニックにいらして、あるいはDoctor's Gymで私の姿を探して、ご確認ください。

短い間でしたが、駄文におつきあいいただき、ありがとうございました。
皆さまのご健康を、心より、お祈りしております。

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